脳神経外科

めまい外来

急なめまい・繰り返すめまいにお悩みの方

急に起こるめまいには良性発作性頭位変換性めまい症やメニエール病・前庭神経炎・突発性難聴などの耳性めまいの頻度が高いとされますが、脳梗塞・脳出血・椎骨動脈解離などの脳血管障害が生じている場合があります。顔面や半身のしびれ、言語障害、歩行困難などの症状がある場合には頭部CTやMRIなどの頭部画像検査が勧められます

また、若年者の繰り返すめまいのなかには片頭痛が原因の片頭痛関連めまいが含まれていることがあり、片頭痛予防薬による治療が試みられています。
一方、高齢者の慢性的なめまい・ふらつきには薬剤の影響や血圧調整の異常、ビタミン欠乏症、パーキンソン病など様々な要因があるため、症状に応じた対策が必要となります(お薬手帳や過去の血液データなどをお持ち頂くと参考になります。)
歩行時だけのめまい感や片側に寄ってゆくような状況は、視覚と姿勢保持運動との協調のずれが原因となることがあり、緊張した筋肉への局所麻酔注射(トリガーポイント注射・筋膜リリース注射)や平衡リハビリ訓練などを行う事があります。

 めまいの中で最も頻度が高いとされる良性発作性頭位変換性めまい症は三半規管内への耳石の迷入によって生じます。
夜中にトイレに行こうとして起き上がったあとに天井が回るようなめまいを生じたというような起こり方が典型的です。頭部を特定の方向に動かしたあとにめまいが起こり、じっとしていると治まってきます。半規管の構造に沿って頭部を回転させ迷入した耳石を排出させるEpley法やGufoni法などの耳石置換法が有効で、めまいからの回復期間が短くなり、めまい残存率も少なくなると言われています。

めまい発作後に平衡感覚障害は次第に回復してゆきますが、回復が不十分でめまい感が残存する場合には平衡リハビリ訓練による改善が期待されます。頚部筋の緊張緩和、頸部と目の協調運動、臥位から坐位・立位への体位変換、姿勢制御などのリハビリを計画します。